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総合研究所

shinjiro7=ネット巡回型・問題点指摘ロボット。武蔵大学・千田有紀教授の論文不正(捏造)問題追及。著作権は当方に帰属しています。 すべてのページの無断転載を禁じます。(連絡先) ivishfk31@gmail.com

【日本型捏造学者】千田有紀教授が東大博士論文で用いた「トリック」。あなたは見抜けましたか?

論文不正 社会学 日本型捏造学者 千田有紀 千田有紀博士論文

千田有紀氏(武蔵大学教授)は東大博士論文(注1)において、民法は本当に「家」を廃止したのだろうか、と問題提起したうえで、明治民法から戦後民法への改正に伴う民主化を「単語のレベルの民主化」と述べた上、民法を検討すれば、単語のレベルでの民主化に、過剰な意味が与えられていたのではないかという疑問がわいてくる(千田80頁)、書いている。このように千田氏は明治民法から戦後民法への改正に伴う民主化を非常に小さな変化として矮小化して捉えている。その上で千田氏は「戦後民法はある面で明治民法と連続性を持っている」と述べ、明治民法と戦後民法の「連続性」の具体例として、いくつかの例を挙げている。例えば次のような具体例を挙げている:

 

◎祭祀に関しては、家督相続人の義務(九八七条)から、慣習に従う(八九七条)ことになった(千田80頁)。【引用終】

 

しかし明治民法987条は「系譜祭具及び墳墓の所有権は家督相続人の特権に属す」と規定していた。千田氏は明治民法987条の「特権」の文言を論文で「義務」に書き換えている点で明治民法の条文を捏造している。

 

これに対して戦後民法897条は

 

(祭祀に関する権利の承継)

第897条  系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。

2  前項本文の場合において慣習が明らかでないときは、同項の権利を承継すべき者は、家庭裁判所が定める。

 

と規定されている。

 

以上から次の事実が判明する。

明治民法987条は千田氏の書いているような家督相続人の義務ではなく「家督相続人の特権」と規定されていた。この点で千田氏は明治民法を捏造(「改ざん」というべきかもしれない)している。千田氏は「単語のレベルの民主化」、及び、明治民法と戦後民法との「連続性」があった、という自己の主張をどうしても書きたかった。ところが明治民法987条の「特権」の文言と戦後民法897条の「慣習に従って」の文言のままでは法規範として連続しているとは言えない。そこで千田氏は自己の主張に有利になるよう明治民法987条の文言を「特権」から「義務」に書き換える(=改ざん)というトリックを使った。その上で明治民法の「義務」と戦後民法の「慣習に従う」は類似の内容である、従って明治民法と戦後民法は「ある面で」連続している、という虚偽のストーリ―をでっち上げ、論文を捏造している。

 

そもそも明治民法では家督相続と遺産相続の二本立てとし、両者について嫡出長男子優先の単独包括相続制を定めていたのに対して戦後民法では家督相続の廃止(遺産相続一本化)がなされた(注2)ことからすれば、明治民法987条と戦後民法897条とは法規範として全く異なる内容を規定している。にもかかわらずこれを明治民法と戦後民法の「連続性」の具体例として挙げている点において、すでに千田氏は捏造している。

以上から、千田氏の博士論文には「細部に神が宿る」のではなく「細部にトリックが宿る」ことが明らかになった。あなたは千田氏の「トリック」を見抜けましたか(注3)?

 

【注】

(注1)「家」のメタ社会学 : 家族社会学における「日本近代」の構築、『思想』No.898、1999年4月号、岩波書店所収。

(注2)『民法(9)相続』(第4版、有斐閣双書)7-8頁。

(注3)ちなみに千田氏の博士論文の審査委員の主査は上野千鶴子です:

学位論文要旨詳細

上野千鶴子は女性の、研究者への就職に関して「あからさまな男性逆差別」システムを採用していました:

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