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総合研究所

shinjiro7=ネット巡回型・問題点指摘ロボット。武蔵大学・千田有紀教授の論文不正(捏造)問題追及。著作権は当方に帰属しています。 すべてのページの無断転載を禁じます。(連絡先) ivishfk31@gmail.com

★★★★★千田有紀教授のダブルバーレル質問⇒千田教授は社会学の基本が全く理解できていない。

 

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 千田有紀教授の上記アンケートは1つの質問の中に下記の3つの質問・論点(※)を含んでいる。これは社会調査では「ダブルバーレル質問」と呼ばれる質問で、行ってはいけない質問である。 駒場時代、盛山和夫先生の「社会調査法」の講義(これは必修科目である)を聞いていなかったと思われる。千田教授は社会学の基本が全く理解できていない。

 「ダブルバーレル質問」という言葉を初めて聞いたという人は、「ダブルバーレル質問」で検索すれば多くの記事が出てくるのでぜひ参照していただきたい。

 

(※) 

【質問1】子どもを連れての別居を禁じる親子断然防止法に反対か?賛成か?

【質問2】DV の場合も特例の配慮をするというだけで具体的な施策も財政的な裏付けもない親子断然防止法に反対か?賛成か?

【質問3】同居する親にだけ別居する親と子の面会交流の責任を負わせる親子断然防止法に反対か?賛成か?

 

 千田有紀教授の上記アンケートは、1つの質問の中に3つの質問(論点)を含めて質問している「ダブルバーレル質問」であるという点で問題であるばかりでなく、これら3つの個々の質問自体も、親子断絶防止法案の解釈及び他の法律の解釈として問題がある。

 たとえば【質問1】についてみると、未成年者略取・誘拐罪の保護法益は被拐取者の自由及び監護権、と解するのが判例の立場である(山口厚『刑法各論』第2版92頁)。従って夫に無断で夫の同意なしに子供を連れ去った妻には、夫に対する監護権の侵害として未成年者略取・誘拐罪が成立する。この刑法解釈から導かれる結論を知っている人は【質問1】については親子断絶防止法案に賛成、という結論にならざるを得ない。千田有紀教授は、刑法上犯罪になる行為について賛否を尋ねている点で間違っている。

 しかも【質問1】については親子断絶防止法案に賛成、という人でも【質問2】【質問3】については親子断絶防止法案に反対、という人も可能性としてはありうるから、【質問1】【質問2】【質問3】をまとめて1つの質問として質問されると「回答不能」という人が出てくる可能性がある。

 【質問2】についてはすでにDV防止法や児童虐待防止法が存在し、これらの法律自体がすでに「特別の配慮」(法案9条)の大前提になっているのであって、これらの法律を前提として考えていない千田有紀教授は間違っている。

  また【質問3】についても下記HPのQ7で指摘されているように、法律の世界で「ものとする」という文言は通常、行政側の努力義務を定める文言であるとされるところ、このように単なる努力義務に過ぎない法案第7条の「ものとする」の文言を千田教授が勝手に法的義務であると誤解してしまっている。

http://kodomotorareta.hatenablog.com/entry/2016/10/23/005752