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総合研究所

shinjiro7=ネット巡回型・問題点指摘ロボット。著作権は当方に帰属しています。 すべてのページの無断転載を禁じます。(連絡先) ivishfk31@gmail.com

【伊藤和子弁護士の問題点】伊藤和子弁護士「漫画の規制については私は慎重な立場」

 

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【問題点】

 上記のとおり伊藤和子弁護士は漫画の規制については「慎重な立場」であると述べているが、絶対に漫画を規制しない、とは言っていない。

 HRNの報告書「日本・児童ポルノ規制の実情と課題」51頁では、次のように書かれている(下線部分):

 内容自体が明らかに児童を対象とした犯罪行為・性的搾取を扱うポルノは実際の少女に対する性犯罪や虐待を誘発・奨励することが懸念されるし、児童ポルノであるかに見える作品の氾濫は児童ポルノ犯罪のハードルを低くする危険性がある。
 既にみてきたとおり、国際基準や欧州の基準では、こうした「児童に見える」出演者のポルノも規制・処罰の対象となっており、日本でも今後、こうした「児童に見える」ポルノをこのまま放置したままでよいのか、について議論が進められるべきであろう。

 このことからするとHRNは、現行法では「児童に見えるポルノ」は法規制の対象ではないが、将来的に「児童に見える」ポルノを法規制の対象とする運動を行う方針であることは明らかと言ってよいであろう。

 そしてHRNの考えるポルノ規制の根拠が「内容自体が明らかに児童を対象とした犯罪行為・性的搾取を扱うポルノは実際の少女に対する性犯罪や虐待を誘発・奨励することが懸念される」いう「懸念」であることからすれば「児童に見える」ポルノばかりでなく漫画やアニメであっても内容自体が明らかに児童を対象とした犯罪行為・性的搾取を扱う漫画やアニメであればポルノと同じようにその「懸念」はある、との理由で漫画やアニメも法規制すべし、という話になっていく可能性は極めて高い。要するに「児童ポルノに見える」ポルノであれ、漫画・アニメであれ、ポルノ規制の根拠としてHRNが考えた上記「懸念」が認められるとHRNが考えた対象物は、すべて、法規制の対象とするべく運動していく、という可能性は極めて高い。こうなると「懸念」の暴走であって、この「懸念」の暴走を食い止める歯止めはどこにもない。

 すると伊藤和子弁護士が「慎重な立場」と言っているのも、将来的に「児童に見える」ポルノについて法規制が完成し、「外堀」を埋めることに見事成功した場合には、その後、漫画・アニメ規制も行うという、そういう意味での「慎重な立場」と言っているにすぎない可能性は高い。