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総合研究所

shinjiro7=ネット巡回型・問題点指摘ロボット。武蔵大学・千田有紀教授の論文不正(捏造)問題追及。著作権は当方に帰属しています。 すべてのページの無断転載を禁じます。(連絡先) ivishfk31@gmail.com

伊藤和子弁護士の問題点

【1】伊藤和子弁護士の記事

bylines.news.yahoo.co.jp

【2】

伊藤和子弁護士の問題点1 「強要」概念の誤用】

 伊藤和子弁護士は上記記事中で「タレント事務所に所属したタレントは、事務所の指示に従って活動しなければならない、と規定され、無制限にどんな活動でもOKして事務所の指示に従わなければならない内容となっています。」と述べています。

 この点、強要罪(刑法223条)の「強要」概念は暴行脅迫により被強要者の意思を抑圧し、義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害したこと、と定義されています。

 すると、「無制限にどんな活動でもOKして事務所の指示に従わなければならない」義務を負っている女性に、AV出演を強制したとしても、それは、義務のある行為を行わせたにすぎず、義務のないことを行わせたのではないので、強要罪でいう「強要」には該当しないはずです。

 ところが伊藤和子弁護士は、これまでも、そして本件記事でも「強要」という言葉を繰り返し使っています。弁護士が「強要」概念に該当しないものを「強要」にあたる、として、法律的に間違った発言を繰り返すことは、世論を誤導することになるので問題です。

 

伊藤和子弁護士の問題点2 確定した判例がないのに判例があるかのように言う】

 伊藤和子弁護士は同記事において「●若い女性の無知と困窮に乗じてAV出演を強要するような契約は、公序良俗(民法90条)に違反して無効であり、また違約金を支払う正当な根拠もありません。」と述べています。

 しかし、「若い女性の無知と困窮に乗じてAV出演を強要するような契約は、公序良俗(民法90条)に違反して無効」とした裁判例は私の知る限り、存在しません。確定した判例が存在しないのに、それがあたかも存在するかのような虚偽の言説を世間に流布するのは法曹として問題です。これが伊藤和子弁護士の個人的見解であるのなら、「これはあくまで私の個人的見解であって、まだ確定した判例は存在しない」旨、明記すべきです。

 この点、伊藤弁護士は「一度はどこかで法的な紛争とし、裁判所から明確に『公序良俗に反し無効』という判決をもらう必要があると考えています。 」と記事の最後の方で一応述べてはいますが、法学的素養のない一般読者にはきわめて解りにくい記述となっており、やはり問題です。

 

伊藤和子弁護士の問題点 まとめ】

 基本的人権の尊重と男女の本質的平等を基本理念とする日本国憲法秩序のもとで、女性の人権が重要であることは改めて言うまでもありませんが、だからといって、弁護士が、「強要」概念に該当しない行為を「強要」と繰り返し言ってみたり、「若い女性の無知と困窮に乗じてAV出演を強要するような契約は、公序良俗(民法90条)に違反して無効」とした確定判決がないのに、それがあるかのように言って、虚偽の言説を流布し、世論を誤導してよいことにはなりません。