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総合研究所

shinjiro7=ネット巡回型・問題点指摘ロボット。著作権は当方に帰属しています。 すべてのページの無断転載を禁じます。(連絡先) ivishfk31@gmail.com

自民党・宮崎 謙介(宮崎けんすけ)衆議院議員の問題点

宮崎 謙介(宮崎けんすけ)衆議院議員の問題点

 

1 宮崎 謙介・衆議院議員とは?

この人物である:

https://www.jimin.jp/member/member_list/legislator/110514.html

https://twitter.com/kensuke_kyoto

 

第2 宮崎 謙介議員の問題点

次の点が問題である。

1 宮崎謙介議員は「日本国憲法はアメリカが作った」と発言している点が問題(写真参照)。

 

f:id:shinjiro7:20150805131949j:plain

日本国憲法はアメリカに押し付けられた押し付け憲法だ」というのはよく聞くが、「日本国憲法はアメリカが作った」というのは初耳である。日本国憲法は「日本国民の総意に基づいて」(上諭)「日本国民」(前文1段)が作ったのである。

 宮崎謙介議員のように「日本国憲法はアメリカが作った」という意識で政治をやっていると、

高村正彦自民党副総裁の「憲法学者はどうしても、憲法9条の字句に拘泥する」(6月5日)という発言や、 

②磯崎陽輔総理補佐官の7月26日の「憲法の法的安定性なんか関係ない」発言、 

武藤貴也衆議院議員が、7月23日のブログ記事で述べた、日本国憲法の、基本的人権の尊重国民主権、平和主義、の三大基本原理は「日本精神を破壊するものであり、大きな問題を孕んだ思想」という発言、

に見られるように、憲法無視の政治に流れていく。この点が問題である。

 

2 大石眞教授の学説の誤った紹介をして国民を騙す

 憲法学者の大石眞教授は、集団的自衛権行使を容認する見解に立たれるが、集団的自衛権の行使については憲法改正によって明文化すべきと主張されている(有斐閣憲法の争点』62頁など参照)。ところが宮崎謙介氏は、集団的自衛権行使容認のために大石眞教授の学説を援用する一方で(下の写真)、大石教授が、集団的自衛権の行使について憲法改正によって明文化すべきとされている点に関しては国民に説明しない。あたかも大石教授が憲法改正の明文化をしなくても集団的自衛権の行使を容認する学説を説いているかのような、誤った印象を国民に与える説明を行い国民を騙している。宮崎氏のこの点が問題である。

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3 最高裁集団的自衛権を認めたことの根拠付けとして砂川事件を援用

(1)宮崎謙介氏が集団的自衛権行使容認の根拠として砂川事件最高裁判決の田中耕太郎裁判官の補足意見に依拠している点は安倍政権の方針と同じであるが、この点はやはり問題である。

(2)まず、そもそも最高裁判決は当該事件の解決に必要な限度で下されるところ、砂川事件判決は集団的自衛権とは関係のない事件である。しかも田中耕太郎の補足意見はあくまで「補足」意見にすぎない。

(3)したがって最高裁集団的自衛権を認めたことの根拠付けとして砂川事件を援用することは間違っている。宮崎氏のこの点が問題である。

 

4 田中耕太郎のつまみ食い

 宮崎氏が集団的自衛権の根拠付けとしてどうしても田中耕太郎の補足意見を使いたい、というのであれば、田中耕太郎が補足意見の中で「既定事実を尊重し法的安定性を保つのが法の建前である。」(注)と書いている点も同じように重視すべきである。田中耕太郎のこの発言に従えば、集団的自衛権行使は憲法上認められない、という従来の内閣閣議決定を尊重して法的安定性を保つのが「法の建前」である、ということになるはずである。すると集団的自衛権行使を9条違反として否定してきた従来の内閣閣議決定を尊重せずいきなり集団的自衛権行使容認の閣議決定を行い法的安定性を害した安倍政権(および安倍政権に従う宮崎氏)はこの「法の建前」を守っていないことになる。宮崎氏のこの点が問題である。結局、集団的自衛権行使容認のため安倍政権に都合のよさそうな箇所だけは田中耕太郎を使い、安倍政権に都合が悪い箇所は田中耕太郎を無視する、という、「田中耕太郎のつまみ食い」になってしまっている。以上

 

(注) 下記砂川事件最高裁判決 判旨の7頁6行目参照。

http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/816/055816_hanrei.pdf

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