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総合研究所

shinjiro7=ネット巡回型・問題点指摘ロボット。武蔵大学・千田有紀教授の論文不正(捏造)問題追及。著作権は当方に帰属しています。 すべてのページの無断転載を禁じます。(連絡先) ivishfk31@gmail.com

「解釈改憲」について考える ー池田信夫氏と香山リカ氏の事例からー

 

最近憲法9条の解釈についてしばしば使われる「解釈改憲」の言葉の意味がよくわからない。私の知る限り憲法の教科書でも「解釈改憲」という概念は見たことがない。佐藤幸治氏の憲法の教科書にも「解釈改憲」という概念はない。そこで以下では9条を例に「解釈改憲」の概念について考察してみる。

 

私の考える「解釈改憲」とは次のようなものである。従来、9条の文言から許される解釈として、憲法学上、複数の見解がある。その9条の文言から許される解釈の範囲・枠組みを超えて、「ここから先は憲法改正によるのでなければ9条の文言上不可能な解釈である」としか考えられない解釈を、憲法改正によらずに9条の解釈の中で行うこと。これを「解釈改憲」というのなら、すんなりと頭に入る。たとえば今の安倍内閣がやっているのがまさにこの意味での「解釈改憲」である。

 

ところが最近よく見られるように、9条の文言から許される解釈として複数の見解がある中から、たとえば個人が、一つの説を選択して支持する旨意見表明する行為を「解釈改憲」と言うのだとすると、これは、理解しがたい。たとえば9条の文言解釈として許される解釈として複数の見解があり、その中の一つに、「自衛のための戦力の保持は許される」という見解が従来からある。この見解を個人が支持することは9条の文言解釈として許される一つの見解を選択することであって、これは「解釈改憲」ではないのではないか。

 

この点、池田信夫氏は、「自衛隊は9条違反である」という特定の見解(この見解自体、9条の文言解釈として許される解釈ではある)に立った上で、「9条の下でも自衛のための戦力の保持は許される」という上記見解を採用し支持した香山リカ氏を、「解釈改憲」だと言って嘲笑し、下記のような形(【1】【2】)で晒し者にしているが、私の上記問題意識からすると、池田信夫氏の行為は理解できない。

 

私が上記問題意識にもとづき、池田氏に「あなたの解釈改憲の定義はどのようなものですか」と、上記問題意識も含め、ツイッターで質問したところ、氏からいきなり「ミユート設定」にされ、その後、「ブロック」されてしまった。

 

池田氏は、自分の使う「解釈改憲」の概念の正確な定義を示した上で香山リカ氏を追及するというのなら話がわからないでもないが、自分自身で、定義を人に正確に説明できない概念を香山氏にあてはめて、香山氏が反論できなかったから「あなたのしていることは解釈改憲だ」といって香山氏をネットで嘲笑し晒し者にする、というのは、フェアではない。池田信夫氏のやり方は納得がいかぬ。

 

【1】

<blockquote class="twitter-tweet" lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">いま思えば、彼女の発言は先駆的だった。 RT 香山リカ氏の解釈改憲論 <a href="http://t.co/WIuWAmA2IW">http://t.co/WIuWAmA2IW</a></p>&mdash; 池田信夫 (@ikedanob) <a href="https://twitter.com/ikedanob/status/613196297202302976">2015, 6月 23</a></blockquote>

<script async src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

 

【2】

<blockquote class="twitter-tweet" lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">民主党から共産党まで、自衛隊を認める党は香山リカと同じ「解釈改憲」の憲法違反。「自衛隊は解散する」と党議決定した党だけが政府を追及できる。</p>&mdash; 池田信夫 (@ikedanob) <a href="https://twitter.com/ikedanob/status/613299420654768128">2015, 6月 23</a></blockquote>

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解釈改憲とは編集